従来のセメント系、石灰系土壌安定剤による施行は固化のみを目的とするため、植物の育成不可、自然環境の悪化,景観の劣化、大量の廃棄残土の処理等が深刻な環境問題になりつつあります。
当剤はこれらの課題を解決する事を目的としました。

  1. ヘドロ、軟弱地盤等を固化するのではなく、安定した改良土に再生する事。
  2. 処理土を一切産業廃棄物とせず,安定した改良土に再生する事。
  3. 植物の育成が可能な、安定した改良土に再生する事。
  4. 雨、水等による流出、液化現象を防止する安定した改良土に再生する事。
  5. 各現場に対応した専門家による複雑な配合調整を必要としない事。
  6. 施行能率の飛躍的な向上、工事費の大幅な削減、工期の大幅な短縮を可能にする事。
 
   
 

  1. 土壌の安定当剤を使用した改良土は雨、水による土砂の流出、泥濘化を防止するので法面、路盤等の土壌安定に最適です。
  2. 土壌の強化当剤を混入した土壌を締め固める事により土壌の密度を高め、強度を出す事が出来ます。
  3. 土壌固化剤ではない。当剤はセメント系、石灰系土壌固化剤とは使用目的が全く異なり、自然な土壌安定を目的とします。
  4. 保水性・透水性当剤を使用した土壌は保水性、透水性に優れ、自然な土壌に限りなく近い性質を持ちます。
  5. 植生に適した土壌の再生上記の各理由により、植生に大変適した土壌を再生します。
  6. 土壌の再利用当剤を使用した土壌は固化しないので、簡単に掘り起こしが可能であり、他所への移動再利用が出来ます。
  7. 悪臭の排除当剤の河川、下水溝への投入撹拌は、採取ヘドロの悪臭削減に効果を発揮します。
 
   
 

1.通常の汚泥に衝撃を加える   2.液状化現象が発生   3.当材を投入
4.攪拌中   5.攪拌直後安定   6.重量をかけても崩壊現象見られず
 
   
 

河川のヘドロ処理

目的:河川の浄化
施工内容:当剤を投入攪拌(ヘドロ重量に対し5%)

結果:
■ヘドロの悪臭が消滅
■攪拌後直ちに建機でのヘドロ移送可能
■河川よりクレーンバケットにて回収した処理ヘドロを山積みし、法面に再利用する。
■雨による流出はない。
■山積みされた改良ヘドロ上で建機の稼働が直ちに可能となる。
(他の固化剤では改良後直後に 重機を稼働させる事は不可能である)


■雨・水による法面の土壌流出防止と緑化
■雨・水による土壌流失の為、鉄塔の崩壊の恐れが出てきた。
■植生による土壌流失防止を意図し、当材を混入した土壌を法面に吹付け土壌を安定させる。
■その植生を可能とした。
■一度に10~15cm吹付けを行うが客土の流出もなく、植生の発育状況も非常に良い処理内容:10~15cm
客土吹付けを行う処理後:客土が安定し雨・水による流失が防止された(植生状況も大いに良好)